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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



「なんで地獄行き確定なの? ほんの何世紀か前までは一夫多妻制とかあったんだし、一妻多夫制みたいなことしても、別に地獄行き確定ではないでしょ、多分」

「そこ多分なんだチョロ松兄さん。まぁぼくは天国行きに決まってるけどねー」

「「「「「一人で逝けよ」」」」」」

 そんな突っ込みも入るが、時計を見ればもう遅い時間。
 ナス子は次の日が休みの時は朝もちゃんと起きて朝食の手伝いや洗濯をするのが日課になっている。
「ま、厳正なクジの結果そうなった訳だし今日は寝ましょう、そうしましょう」

 もそもそと布団に入っていくと、クジに勝利したトド松、十四松も隣に入って来る。
 うつ伏せになりながらスマホを弄り眠くなるまで堪能しようとするも、やはりトド松はいいとして十四松は邪魔をする。

「んにゃー!!」

 ビクッとして隣を向くと、両手を上に掲げ仰向けに十四松は奇声を発した。

「な、なに十四松! びっくりするんだけどっ」

「なぁい? 寝る前に身体を動かしたくなること」

 もぞもぞと身体をくねらせ十四松がうとうと気味に低い声で喋ると、珍しくも普通に喋る十四松の声にドキリとしてしまう自分が悔しい。

「ナス子姉、十四松兄さんは放っておいていいよ。どうせすぐに寝ちゃ」

「ぐー……」

 トド松もスマホを弄りながらナス子に助言したが、言った傍からナス子の隣でいびきが聞こえる。

「自由人だなぁ、十四松はぁ」

「まぁ、そこが十四松兄さんというジャンルだからねぇ」

 他の松達は耳を集中させ、トド松とナス子の声を聴いていたが、二人のスマホ遊びは終わらず眠気に勝てずに二人以外は深い眠りへと入っていった。

 こちらはずっとゲームをしているが、トド松はいつもスマホで何をしているのか少し気になり聞いてみる。

「ねぇ、トド松はいつもスマホで何見てんの?」

「ん? インスタみたりトゥイッター見たり動画見たり……服見たりとかかなぁ?」

「ふーん、ゲームやんないの?」

「まぁ、全くやらない訳じゃないよ? トゥムトゥムとか可愛いし評判いいからたまにやるし」

「あ! 私もやってるー!!」
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