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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦


「……怪しい」

「な、なに一松」

「なんかおかしいよね、銭湯入る前までは普通だったのに……やっぱり何かされ」

「されてない!!」

「してないから!! ホントに! ナス子も言ったけどマジのマジだからね?!」 
 
全員から疑いの目を向けられながらおそ松は否定するのだがいつもの行いの所為で誰も信じてはくれない。

「ま、横道でそんな事してたらさすがにナス子もキレるでしょ」

「確かに!」

 先に挙動不審に歩くナス子に視線を送り六人は追いかけるように足を速める。

「だからって何でそんなに変な歩き方をしているんだナス子? 顔も赤いし……まさか」

「え!? ままま、まさか何?!」

「逆上せたのか?」

 カラ松は全くと言っていいほどの検討違いな事を言うのだが、これ幸いとナス子はホっと胸を撫でおろす。
 今までステイなんて出来なかった六つ子が自分に気を使って身体を案じてくれていると思うと、少し申し訳ないような、もの欲しいような強欲な自分も顔を出してしまうのがまた居た堪れない気持ちになる。

「そ、そう!! ちょっと今日のお湯いつもよりも熱くって逆上せたかも……あははは」

「大丈夫か? なんなら俺がおぶって家まで送」

「大丈夫だから、ね?! 歩けるし、平気平気!!」

「な~んか怪しいな本当に。おそ松兄さんに何か言われたのナス子姉」

 鋭いトド松はまだ疑いの視線が残るも、これ以上は追求されたくないナス子は狼狽えておそ松にヘルプの視線を送る。

 両腕を頭に回し何もなかったように振る舞う長男は、その視線に気づきニィっと笑顔を浮かべた。

「マリッジポイントがプラスされただけ!」

「してないけど?!……いや、してもいいけど……50くらい」

「少なっ」

 六人揃うとやはりいつもの調子に戻り結局はギャアギャアと口で争いながら家に戻って行く。





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