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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



 カラ松だってゲームなんてやらないし、一番死にENDな選択肢を自覚なく選んでしまうのだろう。

「これも正に迫りくる運命と言うヤツさ、中々にハードだったぜぇ」

「人の攻略情報無視してどんどん進めるから悪いんでしょ、カラ松兄さんはー」

「ちょちょちょちょっと! 私まだ見てないイベントの方が多いんだから! 楽しみにしてるんだから、話してるとなんとなく想像出来ちゃう気もするしっ、もうこのゲームの話やめない?!」

 コイツらのことだ、ネタバレ禁止と言ってはおいても、ネタバレとは思わずポロっとこぼしてしまうことがあるに決まっている。
 クソゲーとは言え、自分なりに楽しみにしていたゲームだ。

 これはもう、今日はこのゲームは進めるのを諦めたほうが後々の自分の為だろう。

「んじゃあ銭湯でも行くかー? ナス子が長風呂だからな、早めに行くのも手だと思うよぉ」

 おそ松が時計に手を伸ばしつつそう言うと皆同意し、各々自分のお風呂セットを手に銭湯へと向かうのであった。

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当然ナス子は一人女風呂へと入っていき、男風呂にはいつもと同じ顔の六人が並ぶ。

 体を綺麗にして、並んで湯船へと浸かる。

「ふぃ~~~……なぁカラ松チョロ松、結局ナス子の荷物は全部俺ん家に運んできたわけ?」

「いや、さすがに大型の家具は運べないからな、大きい物は残っているが、後は粗方運び終わったぞ」

「残った家具とか家電は今度の休みにでもみんなで運び出せばいいだろ」

「ガスや電気はまだ通ってるんだよね……? 早いところ止めちゃって逃げ場は無くしていかないとね」

 一松が口端を上げて割りとマジなトーンでそう言うのに隣にいたチョロ松が「怖っ」と声を上げる。

「デッカいの運ぶのー?! ボク頑張るよー! ハッスルハッスルーぅ!!」

「十四松兄さんがいれば百人力だね~、あ、ちなみに僕はスタバァのフラペチーノより重いもの持てないから、そこんとこよろしくー」

 バチャバチャと十四松が飛沫させるお湯を避けながら、トド松がそう言って笑うと、兄弟たちからジトリとした目線が集まる。

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