• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第13章 レンタル彼氏、俺 おそ松side



「あ、ナス子!こっちー」

「夢野ー、ごめんね待たせちゃって」

 可愛くね?!

 ナス子の友達だからどうせ、とか思ってた俺が馬鹿だった。

 そんでもってその隣にいるのが夢野ちゃんの彼氏か。

「どうもー」

「やっと一緒に出掛けられるねー!めっちゃ楽しみにしてたんだよ」

 夢野ちゃんが天使のように笑う、可愛い。下の名前はなんていうんだろ?
 俺はすっかりこの子に締まりのない顔になる。

 すると、おもっきし俺の背中を抓られた。
 
「イィ!!痛ってぇなナス子なにす」

「紹介するね、夢野!コイツが私の彼氏の松野おそ松」

「あぁ、写真の人だよね宜しく!夢野心です」

 心ちゃんって言うのかぁ、かっわいいなぁ~♪

 そしてまた抓られる。

「イィ!!だぁかぁらぁ・・・」

「ナス子、何やってんの??」

「ごめん!コイツ可愛い子に弱くってさー、ちょっと目を覚ましてやろうと思って、あはは、あははははは」

 言うとナス子は俺を横目で、化粧して今日はちょっとは可愛くなってるからと言っても、いつもみたいな残念な表情で睨んできた。

「あー・・・わ、悪い悪い、ナス子。俺にはお前だけだってぇ」

「「おぇ」」

 俺たち二人の反応に、心ちゃんとその彼氏がキョトンとする。

「仲いいんだねー、良かった。あんまり職場で彼氏の話自分からしないからさぁ、上手くいってるかちょっと心配だったんだよね」

「へへ、いやぁ。彼氏の話するの恥ずかしくって~」

「なんだよー、もっと俺の事褒めて称えて自慢してくれてもいいんだぜ?」

「褒める所なんてひとっつも・・・んん、ごほんっ」

 いつもの調子で噛みつこうとしたなこれは。
 
 とりあえず4人で自己紹介をして、中に入るとまずはジェットコースターに乗る事になった。

 えぇ、大丈夫?ナス子って三半規管弱いしコレ苦手なヤツじゃね?
 
 心配になって隣で並ぶナス子を見るとやっぱり・・・。
 もの凄い顔青ざめてる、嫌なら嫌って言えよなぁ~・・・。

「ナス子、あのさぁー」

「え、なにおそ松?」

 これ、やめとけば?って言おうとしたけどその前に早くも順番が回ってきてしまった。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp