• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



 そんな六つ子達も、結婚や誰かを選ぶと言う事よりも毎日一緒にいられるのなら触り放題、構い放題、しかも嫁候補とくれば孫でもなんでもやろうと思えば作れる……イコールこの家を手に入れる手段はあると言うゲスい考えも持ち合わせていた。
 両親の提案に、全員が満場一致で意見に賛同した。

 最初は嫌々言うナス子もさすがに誰かを選ぶと言う事に参っており、もうご両親がそういうのであれば仕方ないと言われた言葉に従うしかなかったのだ。
 それよりも驚いたのはこの非常識極まりない関係に納得し、容認された事が一番驚いた。

 てっきり普通じゃないから別れろとか言われると思ったのだが、普通じゃないのは松野家の人間達も同じだったと思い出し、もう諦める他に道はなかった。

 だがしかし、マンションにまだ自分の部屋は存在する。
 何故ならばあの大量に散らかった部屋を片付け、要らないものは捨て、引っ越しの準備ももの凄く時間がかかるからだ。
 大家の娘の友人にも話を通してもらい、今月の家賃はちゃんと払い、引っ越しが完了次第家を出る約束をした。
 まだ入居予定の人もおらず、こちらも仕事の事情もある為、長めに期間を設けてもらっている。

「ねぇ、ナス子。そろそろマンションの方も片付けに行った方がいいんじゃないの? いつまでもあそこに荷物置いておけないでしょ」

「………」

 ゲームに集中したいが、チョロ松が真っ当な意見を述べて来る。
 正直な所、片付けが面倒臭い。
 ズボラでグータラ、休みの日はゲームをしたり寝たり、アニメを見たりやりたい事が沢山あるのだがそれにプラスしてここの家の家事を手伝ってもいる為普段の悪い癖が邪魔して中々引っ越しの準備に取り掛かろうとしないダメ嫁候補である。

 期間はまだあるし、出来る事なら次の休みに……いや、次の次の休みとか、それまた次の休みとか。

「あれぇ? ナス子姉もしかして面倒臭いとか思ってる~?」

 トド松に図星をつかれてしまいギクリと身体が反応してまたゲームで死亡してしまう。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp