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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



「そうじゃなくて、突然すぎるって言ってるの! なんでこの前まではいつも通りだったのに今日いきなりこんな流れになったの?! 説明してっ」

 六人揃ってまた松野家で座らされていた時と同じように正座で横並びにされた六つ子。

 その前にはナス子が正座になりムスっとした顔で座っている。
 この光景は以前、この六人とお付き合いした日にも似た光景である。

「説明って言っても……なぁ……カラ松」

「え!? あー、そう……だな、んんんっ、ちょろまぁつ!」

「は!? 何で、どうしてそこで振る……?! 説明って言ってもただそろそろいいかなって、なぁ! 一松!!」

「っは?! ななななな、なに? 俺が言うの? ここに来たばっかだしまだ何も言ってないんだけど、十四松パスっ」

「ええぇ?! んーとね、姉さん!! ボクと結婚しようよ! きっと毎日楽しいよぉ~」

「ちょっと待って、そこでパスしてくれないの?! 十四松兄さんで会話途切れたらぼくなんも言えないでしょぉ」

 十四松が笑顔でナス子にプロポーズし、トド松へのパスを普通に忘れるのだが、そこは黙っていられず末っ子が突っ込みを入れる。
 
 しかし説明と言われても、今朝方に両親に言われた事を言えばナス子は絶対に拒否するだろうしコチラの勝手極まりないプロポーズに心底呆れるだろう。
 下手すればメスゴリラが降臨するに違いない。
 それがわかる五人は上手く説明出来ず必死に何か違う言葉を探し他の兄弟達とチラチラ目を合わせて汗を垂らす。

「………わかった、やーっぱり何か裏があるんだ! 十四松、とりあえず結婚は今はしない、いい?」

「えー?! なんで? なんで? 今結婚してくれないとボク家に━━━━ムググググ」

 何も悪い事だと思っていない十四松。
 素直に両親の言葉を口に出そうとしている事に気づいた、隣に並ぶ一松とトド松は慌ててその口を塞ぐ。
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