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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



「ナス子!!」

「へ? え、どどど、どうしたのカラ松」

「俺と………人生と言うロングロードをこれから先、一生一緒に歩いてはもらえないだろうか……勿論お前を幸せにする覚悟も出来ている。……俺を、養わないか?」

「━━━━━━━━━━はい?」

「フフン、恥ずかしくて言葉も出てこないか、いつも夜はあんなに激しいと言うのに……それ以外ではやはりクールだな」

「いやいやいや、そうじゃなくって意味がわからないんだけど」

 困っておそ松を見ると、また大きく欠伸をしてどうでも良さそうな顔でコチラにチラリと目だけ向ける。
 カラ松相手に負けるなど、早々思ってはいないようだった。

「その言葉のままだナス子。俺は一生かけてお前を守る! そしてナス子は俺を養う事で守る……まさにwin-winの関係じゃないだろうか?」

「わからん、何がどこがwin-winの関係になるのか」

「安心しろ、このカラ松! お前を寂しがらせたりだけはしない自信がある! そこのクソ長男よりもな……」

 チラリと今度はカラ松がクソ虫でも見るようにおそ松に塩対応目線を向けた。

「おい、カラ松ぅ。クソはおまえだろが! 俺はカリスマ、レジェンド、人間国宝になる男なんだからなっ」

「バカリスマの人間国宝か? ハハ~ン、言っているだけで何一つ実現出来てないじゃないか」

「くそ……カラ松の癖に!!」

「え、え、アンタ達一体なんなの?」

 二人が言いたい事、段々と理解は出来てきてはいたが急に結婚なんて、一度も言われた事ないのにそんな事を言われても心の準備もなく慌てるだけだ。

「━━━━━━━━━━あ、やっぱりここに居た」

「チョロ松? チャイム鳴らさずに入ってくるとか珍しくない?」

 見ればチョロ松が入り口に仁王立ちで立っている。
 片手には何やら雑誌を所持しており今日はここで読書でもするのかとナス子は思った。
 一行にカラ松に両手を掴まれたまま続々と集まる松に唖然としてしまう。

「あぁ、ナス子。コイツらの言ってる事はだいたい想像出来るけど相手にしなくていいから」

「う、うん?」
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