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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦






「よぉ、マイハニ~! ハニ~の顔が見たくて会いに来たぜぇ」

 玄関の扉を開けると大量の赤いバラを抱えたカラ松がそこに立っていた。
 クソキメ顔でサングラスを外し心なしかいつもよりその瞳がキラキラしているように見える。

「存在がイタイよね、カラ松って……」

 多少タジタジしてしまうが、おそ松との会話の後だからなのか少し肩の力が抜けた気がした。

「えぇ!? ラヴァーに向かってそれは酷くないか?!」

「いやぁ、ごめんつい本音が」

「それはそうとナス子、これはハニ~へのプレゼントだ。歳の数だけ薔薇を用意してきたんだ、受け取れ……フッ」

 渡された花は確かに多い、数を数えると歳の数あるらしいのでとてつもなく面倒臭い。

「あり、がとう? でもなんで急にプレゼントなんて……」

「フ~ンッ、これから愛を語るにふさわしいシチュエーションの為だ。あ~、上がってもいいか?」

「一匹セクハラ魔人がいるけどどうぞ~」

 その言葉にカラ松がすぐに誰が中にいるか察し、足早に中に入って行く。

「カラ松ぅ、来るの早くね? 折角いい所だったのにさぁ」

「おそ松、お前こそ行動が早いじゃないか」

「そりゃ、俺長男だし。先に言う事言ったモン勝ちって言うでしょぉ?」

 おそ松を睨み下ろし、一方のおそ松は片手で頭を支えながら横向きに寝ころんでいる、
 大きく欠伸をし、少し余裕そうに口端をあげていた。

「もう、折角今日は誰とも会わずにゆっくりしようとしてたのに……」

  ナス子が後から玄関から戻りリビングに移動すると急にカラ松に両手を掴まれる。
 突然なカラ松の動きにギョっとするが、何か切羽詰まった様子に驚きカラ松の瞳を見返す。
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