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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第84章 【R18】【おそ松ルート】おそ松の葛藤



「はぁ~~~~~~~~、やべぇ、緊張した。吐きそう!!」

「もう、急に来るからビックリしたよ。それに……私がもう言った後だったんだよ?」

「はぁ?!」

「お、おそ松と付き合ってる、って」

 頬を染めて唇を尖らせ、こっちの必死な母への告白もおそ松にも同じように挨拶され、なんだか自分が言わなくても良かったのかなと思うが、ちゃんと理由も聞けたのでそれはそれで安心した。

「なんだよぉ、それなら早く言えよな~! 俺がどんだけ緊張したと思ってんのぉ」

「う……そんな事言っても、ていうかさ! 就職しようとしてたの? そっちの方が正直びっくりなんだけど、明日天変地異とか起こらないでしょうね」

「おっまえ、失礼なヤツだな! 俺はやる時はやる男なの!! 言ったろ、あ……愛してるって。だぁから、あれだ……少しくらいなら変わってやってもいいかなって……」

 同じように口を尖らせてしまうおそ松。
 手を絡めて歩く中、二人の手はとても熱くなっていた。

「もぉおおお、恥ずかしい事言わないで! まだ慣れない、慣れないいいい!」

「おい、そろそろ慣れても良くない?!」

「だ、だって幼馴染で弟だった時間の方が長いんだもん! 嬉しいけど素直になるのってすっごく大変なんだからね! 特におそ松にはっ」

 あまりの照れから手汗をびっしょり掻いてしまい、おそ松も気持ち悪いだろうと思いその手を離そうとしたが離れる気配はない。
 しかも何故かおそ松に引かれて向かうのはスーパーではなく……


 いつものマンション、ナス子の家だ。


「あの、おそ松? 買い物行くって言ってなんでウチに行こうとしてんの?」

「そんなの決まってんでしょぉ? お兄ちゃんもう我慢出来なぁい!!」

「……っ?!! ま、まさか……」

「今の流れでする事って言ったら一つだよね?! ね?!」

「ば、馬鹿! 買い物行かなきゃいけないのにっ」

「ちょっとだけ!! ちょっとだけだから! 一回出したら終わりにするからっ」

「この下品男が」
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