第84章 【R18】【おそ松ルート】おそ松の葛藤
「あ~、良かった!! 母さんの心配事が一つ減ったね! 後は~……結婚と孫かなぁ? 松代さんともお話しなくっちゃぁ」
ナス子の両親は松野家と仲がいい家族ぐるみの付き合いだ。
既におそ松とナス子の付き合いを知って、認めていた松代とナス子の母はこれからきっとより会話に花が咲く事だろう。
「後はお父さんだね!! お父さんはお母さん以上に私に優しいから多分大丈夫……だと思う」
「まぁ、おじさんおばさんに逆らえないしな!!」
「あら、どういう意味かしらおそ松くん?」
「え?! あ、なんでもありまっせーん!!」
わざとらしく睨みを利かせる母。
基本ナス子の性格は母に似ている。
「ナス子を宜しくね、おそ松くん」
「もっちろん!! 長男で人間国宝、そしてレジェンド! 超カリスマ的な俺が幸せにしてやるってぇ、なはははははは!」
母はおそ松のいつもの調子にクスクスと笑い、やっぱり結婚の挨拶みたいだなと思うと、そんな未来も遠くないように感じた。
今日の夕飯は赤飯でも炊こうかと思うと、夕食の買い物がまだな事を思い出す。
「あ、買い物に行かなきゃ」
「あ、それなら俺達が買ってきます!!」
「はい?」
まだ何も言ってないのに面倒な事に買い物に巻き込まれるナス子。
しかし今はおそ松と離れたくはない為、渋々了承し買い物メモを渡されて外に出るのだった。
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