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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第84章 【R18】【おそ松ルート】おそ松の葛藤



「子供は却下! 将来が可哀想だし、父親があれじゃぁ不良にでもなっちゃうよ」

「確かに!!」

 チョロ松、十四松も反対の意見を述べる。
 一松も言ったはいいものの、そんな事になるのは本当は絶対に嫌だと思っている。

「ナス子にベイビーが出来るのか……フフン、それならば俺がベビーシッターとして代わりに父親になってやらなくもな」

「はいはい、カラ松兄さんは黙ってて」

「他になんかないのかなぁ、はぁ~」

 段々彼女のナス子まで疲れて来てしまい、床に仰向けに両手を広げ寝転がり天井を見つめる。

「まぁ、ここで僕らがナニ言ってもムダみたいだし仕方ないよね。ちょっと考えてはみるからナス子も疲れたみたいだしマンションでゆっくり休みなよ。ここにいたら余計に疲れるでしょ」

「気を使ってくれてありがとうね、チョロ松。とりあえず一回実家に帰る事にするよ~、私ももう少しアイツの改造計画でも考えてみるわ」

「あんま考えすぎるとない頭が余計にショートするから気を付けて……」

「一松、労ってんのか馬鹿にしてんのかわかんないんだけど?!」

「ヒヒ……一応労ってるよ? 一応、ね?」

「も~……でも、皆ありがとうね! また遊びに来るよ、今度はおそ松と距離おいてベタベタしないようにするから!!」

「そうしてくれると有難いな、ぶっ殺したくなるから♪」

 トド松は顔は笑っていたが目は笑っていない。
 その様子に今日のおそ松とのやりとりにムカついている事がすぐにわかり汗を垂らす。

「き、気を付けます!!」

「姉さん、またねー!!」

「フ……何かあったらこの俺にいつでも相談してくれて」

「じゃあねー」

 ピシャリと襖が閉まり、カラ松の言葉がお決まりに遮られ、シーンとなった部屋の中に最後に「え」と言う言葉が響いた。



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