第83章 【R18・一松ルート】意地悪?
「好き……好き……っ……」
「……なぁ」
「んぁ……な、に? ……んんっ」
「お前は、誰のもの? 言ってみろよ」
「あっ、強……深すぎる、からぁ……っ!!」
「いいから、ほら。 言えよ、誰のモノなんだよ」
言い出せず言い出せなかった言葉。
最中や普段、好きと言う言葉すら言い出しづらい一松はそんな言葉すらも言い出せなかった。
今この状況、自分のモードが変わったからやっと出せる本音。
「………そ、んなの……」
「俺━━━━━━━━━━って言って」
「え?」
「そしたらもっと気持ちよくしてやるから」
途中何度もイきそうになったが一松は動きを止めてしまい、座位の姿勢から正常位へと変える。
上から見下ろされたギラついた一松の視線を浴びて生理的に出てしまう涙が頬を伝いながら相手を見上げるナス子。
「……っ馬鹿じゃないの、そんなの……私は一松……あっああ!!」
「っ、ごめ━━━━━━━━━━やっぱ我慢出来ないっ、ヤりながら言ってよ」
「馬鹿っ、馬鹿……っや、ぁ! 無……っ」
「もう一回。言ってよ、ナス子」
「あっ、あっ……あ━━━━━━━━━━っっ」
「………んっく━━━━━━━━━━っっ」
結局、聞き出したい言葉は最後まで聞けないまま己の欲望に負けて二人同時に達してしまうのだった。
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