第83章 【R18・一松ルート】意地悪?
「お願いします……挿れて下さい……っ……ぐぬぁぁぁ」
「なんでいつも一言多いの、もう負けてんだから覚悟決めろよ、誰のナニが欲しいって?」
「ぐぅ……一松の……これ」
握っていた一松の一松をギュっとして早くと急かす。
一松自身だって正直早く挿入したかった気持ちはあるが、懇願し素直に猫になる恋人を見ているとまだまだこんなんじゃ足りないと思う気持ちもあった。
「これぇ? これって何の事かなぁ? ハッキリ言ってくれないと俺わかんないんだけど」
「マジ殺す」
「は? 今から殺されるくらい俺に犯されるのはお前だろ」
「っく、一松の! <ピー>が欲しいって言ってんの!! いい加減に挿れろボケェ!!」
「うわー……逆ギレ?」
「あああああぁ……死にたい」
言い方は全く可愛くなく、生意気、天邪鬼そのもの。
だが求めていた言葉が吐き出されたので大目に見る事にした一松。
我慢の限界も来ていたので手を伸ばし服のポケットに入れていたゴムを装着し移動して求められた自身の先端を膣のぬれそぼった入り口に押し当てる。
「……っ」
やっとくる悦に期待して膣の中が少しギュっと締まった気もするが、押し当てられたまま彼はそこから動こうとはしなかった。
「い、いち、松?」
「それだけで挿れてもらえるとでも思った? 残念、欲しいなら自分から食いつくのが猫ってモンでしょ」
「だああぁああ、もう! もうっ、なん……なんなの今日の一松はっ」
「ほぉら、少し腰を下に下げれば俺の挿入りますよぉ」
心底ムカつく。
ムカつくが、今日の一松はこのモードから切り替わる気は全くないようだった。