第83章 【R18・一松ルート】意地悪?
「で、触って欲しいんだっけ?」
「…………」
肯定を述べる事はなく一松の片腕に手を添え恥ずかしそうに視線を逸らしてしまうナス子。
「意地悪ばっか!」
「だから、俺はいつもこうだって」
「そうだけど生意気! 年下の癖にっ」
「歳なんて関係ないでしょ、もう十何年一緒にいると思ってんの?」
すぐに下に組み敷かれてしまった相手も上下共に素早く脱がされてしまい一松と同じで何も纏っていない姿へと変わってしまう。
「どこを触って欲しい? なぁ?」
「━━━━━━━━なんっ」
「ここ?」
「あっ……あぁっ」
また触れられた胸の中心は硬く立ち上がり待っていたかのように一松の唇に体全身で反応してしまう。
「や、だ……! そこはもういっぱい触っ……」
「ふ~ん……じゃぁ、どこなの? 言えよ、ほら」
「いっ、痛ぁ! 噛むなって……言っ……んんっ」
何度言ってもいう事を聞かない悪い猫を引っぺがそうと相手の胸を力いっぱい押し返すがその力はビクともせず舌先でチロチロと先端を舐められ、もう一方は指で弄ばれている。
わざわざそんな顔をしなくていいのに、見せつけるかのような上目遣いでコチラを見上げる一松の瞳はやはり怪しく光ったまま。
夜の闇に光る猫の目みたいだ。
「ふ……、おねが……もっ」
「あぁ? 聞こえねぇなぁ、おい。お願いなんだろ? だったら言い方があるよなぁ……ナス子」
「っ……一松、様……」
「うん?」
我慢出来なくなってきた下腹部はもう熱く疼き胸を弄られる度に感じる刺激と一松の吐息、視線に我慢が出来ずギュっと足の間にいる一松の体を挟み込む。
いっそもう自分で触ってしまいたくなるくらい気持ちは高揚していた。