第82章 【逆ハー卒業ルート】なんという事態…! カラ松&トド松
身を捩じらせるが、背後のトド松に体を固定されてしまっているため抵抗らしい抵抗もできない。
近づいてきたカラ松の顔が、揺らめく蝋燭の灯りに照らされて何だか妖艶に見えた。
「か、カラ松……やめ、て……」
「ふっ……可愛いハニーのお願いとあらば何でも聞いてやりたいところだが……聞けないな」
「観念しなってば、ナス子姉……」
「やっ……! あっ!」
トド松に耳元で小さく囁かれ、かかった息が耳をくすぐって首を振る。
その隙に、カラ松の手がTシャツの中へと入り込み、両手がわき腹をなぞり……
「あっ━━━━━━━━━━……っアハハハハハ!! アハハハッ!! やっ! やめてっ! やめっ……アハハハハハ!! くすぐらなっ、いっあはははは!!」
突然のナス子の奇声のような笑い声に、驚いたミケ子が飛び起きて部屋の隅の自分の寝床へと移動し、しっぽを揺ら揺らとさせながらナス子を睨みつけるようにじっと見た。
「やめてほしかったら、オレ達に隠していることを正直に話すんだナス子……! 納得するまでやめないからな」
「そっ、そんなのヒドいっ……ヤダッ、カラ松、トド松っ……お願っ……アハハハハハ!! ニ゛ャはははは!! だめっ! あっ、アハハハ!!」
「ぼく達、ナス子の感じるところはぜーんぶ知ってるからね~」
「そっ、それはっ、関係っ、ないっ……っでゃははは!! うがぁぁぁあハハハハハ!! わわっ、わかった! 話すっ! 話すからっ! やめ、やめてぇぇぇアハハハハハ!!」
結局、息も絶え絶えになりながら、やっと解放されたナス子は何もかもを包み隠さず話すハメになり、して、その内容とは……。