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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第80章 【微エロ】【一松ルート】日向からの目線



 だってね、取られた気がするのは、ナス子だけじゃないんだから。


 ニャ~


 イチマツの腕に擦り寄ると、二人はそんな私を見た後視線を合わせて、きょとんとした顔をする。

「……もしかして、私じゃなくて一松を取られたと思ってるとかっ……」

「え……そ、そそそそんなこと………そう、なの? ミケ子……」

 また半分正解で半分ハズレ。

 ていうか、一松、いつまでナス子の上に覆いかぶさってるつもりなの?
 私が来てあげたんだから、静かに寝ることにしようよ。
 二人で遊んでないで、たまには私のお願い聞いてくれたっていいでしょ?

「ぐえっ……ミケ子、胸の上に乗ったらっ息がっ」

「そんなに重くないでしょ」

 そうよっ、失礼しちゃう。私はスレンダーだから、重くないっ。
 ナス子とは違うんだから。

 私が二人の間に入って、やっと一松はナス子から離れる。

「んっ……!」

 ナス子が一瞬ビクリとびっくりしたみたいだけど、なんでかな?
 やっぱり、私が重い? そんなわけないけど。

「ミケ子が甘えにきてくれたから……続きはあとで」

「っ……馬鹿……終わりでいいじゃん……」

「駄目。俺がまだシたいから」

「……っそ、そうデスか……っ」

 一松はナス子と並んで横になって、私をナス子の体の上から下ろすと、私を抱き締めるようにして懐に入れてくれる。
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