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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第80章 【微エロ】【一松ルート】日向からの目線



「いっ、一松っ……! ま、まだお昼まわったばっかりだからっ」

「だから、なに? 夜じゃなきゃしちゃダメって法律でもあんの?」

「そ、そうじゃない、けどっ……」

「明るいと恥ずかしいんだろ? なぁ……ただそれだけの理由だよね」

「うっ……そ、それだけじゃっ……………それだけデス」

 あっ、私が窓際で毛繕いをしてる間に、またあの二人くっついてる。
 最近、なんだか二人がくっついているのが多い。

 ズルイよっ、私だってくっつきたいのに。

 ナス子のことはもちろん大好き。
 でも、イチマツのことだって大好き。

 私は、小さい頃のことあんまり覚えてないけど、イチマツが私をここに連れて来てくれたのはなんとなく覚えてる。

 イチマツがいなかったら、私とナス子は出会えなかったんだよって、ナス子にもいつも言われる。

 だから、イチマツは私のオンジンってやつなんだって。
 本当はイチマツが私を飼いたかったんだって。
 でも、ナス子に飼われてる今も、私はそれなりに幸せだよ?

 しっぽをゆらゆらと振り、二人をじっと見つめていると、私の視線に気付いたナス子が、乗りかかってる一松を制止して私を指差す。

「ほ、ほらっ、ミケ子が見てる……っそれに、鰹節! せ、せっかく持って来てくれたのに……ミケ子まだ食べたいんじゃないっ?」

 いいえ、別に?
 もう食べたし。
 美味しかったけど、今はもういいって感じ。

 そうじゃなくて、また二人でおやすみする部屋に行くつもりね?
 
 ナス子は太陽が出ている時は寝ていることが多いけど、一松が来た時に二人で寝る部屋に入ると、なんだかうるさい。

 いつもは静かに私と寝るのに、一松と一緒だとうるさいの。

 最初は、一松がナス子をいじめてるって思って、ちょっと慌てたりもしたんだけど、一松がいじめてるわけじゃないよって言うし、ナス子もいじめられてるんじゃないよって言うから、そうなんだって思った。

 遊んでるのかな?

 わかんないけど、どうせ寝るなら私は静かに寝たいから、一松とあっちに行くなら、私はココでいい。
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