• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第79章 【R18】【逆ハー卒業ルート】溺れているのか、逆なのか



「━━━━━おそ松! 酷いじゃないかっ、俺のマイギターを質屋に売るなんて!! 何度目だと思っているんだ、少しは反省を………ん?」

 部屋に入るなり、大声でおそ松に詰め寄るカラ松だったが、いつもとは様子の違う雰囲気に言葉を止め、部屋の中を見渡す。

 電気の付いていない部屋の中、チョロ松に肩を掴まれているナス子。
 下半身丸出しの五男。
 よくわからないが黙ってこちらを見ている長男、四男、末弟。

 事の次第が全く不明だが、今カラ松の目に真っ先に映ったのは気だるい表情なのに何故か艶めかしくなっている全裸のマイハニーだ。

 そしてその布団の上には……6人で買おうと言う話になっていた二つのプレゼントが転がっている。
 家に帰るまで、絶対におそ松を殴ってやろうと思っていたカラ松だが、目の前の状況に固まってしまう。
 普段からの馬鹿な脳みそは稼働せず、何があったかは完全に把握は出来なかったが、とにかく兄弟達が愛しのマイハニーに何かしたと言う事だけは理解が出来た。

「……ブラザー達に一応聞いておこう、これはちゃんと合意の上だったのか?」

 いつもナス子の事を心底大事にして可愛がっている、年下なのに年上のようなカラ松。
 六つ子の中ではあだ名はクソ松でもまだクソな部分は他の兄弟に比べて少ない。
 しかしこれは人間として理性がぶっとんでいない時の話ではあるが。

 日頃の彼は、まず彼女を傷つけるような事はしない。

 今回のプレゼントの事は、彼女に奉仕するという理由から納得し、自分もその悦に浸る恋人の姿が見てみたいと同意してお金を出していた。

 しかし参加する時の条件はきっちりと付けくわえている。
 もしもナス子が怖がったり嫌がったり本気の抵抗を見せるようならすぐ止めるという事。

 まだ帰宅したばかりで何も聞いておらず状況がつかめないカラ松の目がギラつく。
 ナス子が本気で嫌がっていないのは理解していた四人も、視線の鋭さに思わず口をまごつかせる。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp