第79章 【R18】【逆ハー卒業ルート】溺れているのか、逆なのか
徐々に日が落ち、部屋の中が暗くなっていく。
すると、そこで突然部屋の襖が空き全員が一瞬ギョっとして襖を見た。
が、現れた人物が誰かわかると、ほっと胸を撫で下ろす。
「ただいまー、いやぁ今日は散々で疲れ……え?」
イベントの戦利品を抱えて、ハチマキ、サイリウムなどを入れた紙袋が床に落ちる。
「おっかえりぃ、チョロ松ぅ! 先にいただいちゃってるよ~!」
既に虚ろな目をしながら全裸で布団に横になる恋人は、何かを下に挿入されプルプルと身体を震わせていると言う事実がチョロ松の眼に映った。
「おい、お前らナニやってんだよ!!」
「んっ……チョロ、ま……ああっ」
チョロ松が駆け寄り、挿入されていたモノをやっと引き抜いてもらうのだが、その余韻でゾクリとした感覚が身体に走る。
そのまま上体を起こされ抱きしめられて、こちらも力なくチョロ松を抱き返す。
「お、お……」
「え、何? なんて言ったの」
「おかえりぃ~……」
「いやそんな事言ってる状況じゃないでしょ、どう見ても!」
まだ服を脱いでいない3人と、下半身だけ丸出しの十四松。
裸なのはナス子だけ。
チョロ松のエロブレインが稼働し、事の顛末をすぐに分析し、起きていた事態を全て勝手に把握する。
「な~んだ、もう帰ってきちゃったのチョロ松兄さん」
「もっとゆっくりしてくりゃいいのにさぁ~、そろそろ4人でおっぱじめようとしてたんだけどぉ?」
昼間から夜になるまで既におっぱじめられていた気もするが、確かにまだ十四松以外には何もしていない。
それにもう、身体が疲れたではなく、違う意味で限界で、我慢できそうにない。
「チョロ松、も……する?」
「え?」
「えっち」
「は?! はぁ━━━━━━━?! どうしたのお前っ、怖いんだけどぉ」
いつもとどう見ても違う雰囲気で誘う恋人に逆にたじろいでしまいチョロ松はナス子の両肩を掴んだまま手を目いっぱい伸ばし身体を離す。