第79章 【R18】【逆ハー卒業ルート】溺れているのか、逆なのか
「やだやだやだやだ!! これは、ほんっとに、本気で言ってるのにっ! 本気で言ったらやめるって言ったっ」
懇願にも似た形で叫ぶナス子に対し、一松の動きがピタリと停止する。
ニヤニヤとしていた表情は少し落ち込んでいるような影を差した表情に変わり項垂れて口を開く。
「………そっか。俺達のなけなしの金で買ったプレゼント……受け取ってくれないんだ? そうだよね、特に俺みたいなクズで燃えないゴミなんかのプレゼントなんて必要ないって言うか……本当はナス子は俺以外の5人の事を愛してて、俺はただの付属品でしょ。大丈夫、わかってたから……」
急にドSスイッチが入っていたと思っていた一松のスイッチは今度はネガティブスイッチへと変わったらしい。
上で触れられている悦にも似た快楽に逆らって一松の目を見てハッキリと否定する。
「そんな……事、思ってるわけないでしょ……っ、一松の事ちゃんと愛」
「へぇ、それなら……俺が挿れるコレも、受け止めてくれるよね………」
「ひっ……」
━━━━━━━━━━騙された。
弱みに付け込まれた気分だ。
一生懸命違うと説明しようとしたにも関わらず、自分が発した言葉はただ一松がそれを楽しむ為だけにナス子を騙しただけの言葉で、俯いていた表情は上を向くと悪い笑みで笑ったままだった。
「いちま……んっ」
「ほら、先っぽだけ今ナス子の中に挿入っていってるよ、わかる?」
「っ、っん━━━━━━━やっ」
しかしコチラの嫌だと言う言葉は本当に嫌ではないと判断され、徐々に根深く無機物の機械が挿入されていく。
一松が荒い荒い息継ぎをして興奮する中、他の兄弟達はゴクリと唾を飲み興味津々に動きが止まりナス子がそれを飲み込んでいく様子を見つめる。
「っあ!! ヤ、だっ……めぇ……!」
「あぁ? 嫌だって言い方が少し変わってない? ……なぁ、本当はもうこれを挿入されただけでも気持ち良かったんじゃねぇのか、え? ほぉら……もう全部入っちゃったからね……?」
やはりドSスイッチは切り替わってはいなかった。
ゆるゆるとした動きで中を探るようにバイブを動かされ、その新しい感覚に我慢出来ず、近くにいたトド松の手を強く握る。