第79章 【R18】【逆ハー卒業ルート】溺れているのか、逆なのか
するとそれならばまずは自分が逃げなければと、隣に座っていたおそ松とトド松の間を素早く抜けて行こうとするのだが、そう簡単にこの恋人達が彼女を逃す訳はなかった。
それぞれに腕を掴まれあれよあれよとソファに座らされる。
童貞を卒業した松達はあれからことごとく、覚えた楽しい遊びを堪能するかのようにナス子の身体を求めて来る。
さすがに6人全員を相手にすると言う日はまだ一度もないが、一人が相手の時もあれば数人を相手にする事もあった。
しかし相手は自分の愛した6人。
求めてくれる事で愛を感じるからこそ嬉しくもあり、こちらもついつい甘やかしてしまう事も多い。
「え、え、ちょっと!! なに?! 皆で囲まれるとさすがに怖いんですけど……っ」
抜け出したくても他の弟達が周りにフォーメンションを固めてしまい抜け出すに抜け出せなくなってしまった。
「寝るよ? ……もしかして、睡眠取るとでも思ってたのナス子。 他の意味でもあるでしょ、 寝る ってのはさぁ」
「お前の前回の休みぶりだから1週間ぶりくらいかなぁ、俺達もうすんごい溜まってるんだよねぇ~」
一松とおそ松の言葉を聞いて目を見開く。
やっとさっき感じた嫌な予感に勘づくも、もう遅い。
この固められたフォーメーションが邪魔をし逃げられない。
今日はこの4人とする事になるのかと、そんな事を考えて人数の多さに覚悟を決める。
こんな流れは今に始まった事ではないのだが、大抵の場合、多くても2人の日はあったが、4人という人数で致すと言うのは初めてだ。
それが二倍に増えたのだから、一気にその緊張も高まるというもの。
自らの体力に不安もあるが、まずこの企み顔をした4人に何をされるのだろうと嫌な予感を抱えたまま身構えた。