• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第79章 【R18】【逆ハー卒業ルート】溺れているのか、逆なのか


「昼寝でもする? 皆でさぁ~、たまにはいいよなぁ、全員で寝るのって!」

 長男が答えながら他の弟達に目配せをするのだが、それはきっと皆で昼寝をしようと他の弟達を誘っているのだろうと思い深くは考えなかった。

「ほんと!? するする、ここの布団フカフカで好きなんだよねぇ」

「こんな時間から寝るの~? しょうがないなぁ、ナス子姉は違うけど兄さん達、さっすがニートなだけあるよねぇ」

「それブーメランだから! ニートはお前もだからね?!」

 同じくアヒル口をニッと上げて、テーブルから立ち上がるトド松。
 この場にチョロ松がいない為、今日はおそ松が突っ込みをしている。
 こんな時間から昼寝をするなどトド松にしては珍しいなと思ったが、それはやはり自分が遊びに来ているから付き合ってくれているのかもしれないと思うと少しトキめきを覚えてしまう。
 
「日差しもあったかいし、いいんじゃない? 日向ぼっこみたいにしながら寝るって最高だよね……あ、ミケ子も一緒に二階行こう」

 ミケ子と遊んでいた一松がナス子の愛猫を優しく抱き立ち上がると十四松に今度は視線を移す。

「ハイッ! ハイッ!! ボクも一緒に寝マッスルー、先に布団敷いてくるね!! 行こうトド松っ」

「はいはい」

 先に二人がドタドタと上に行き、ナス子はふとここにいない二人を思い出した。

「そう言えば残りの二人は?」

「あぁ、チョロ松はなんか今日大事なイベントがあるとかなんとか言って朝早くに出かけて行ったけど?」

「クソ松は死んだんじゃない……?」

「コラ一松、兄を勝手に殺しちゃダメでしょっ」

 この4人が何か企んでいる事など露知らずナス子は昼寝と言う甘美な響きに反応してしまうと先に歩く二人に続き二階へと共に上がって行く。

 布団を敷いてもらい、そこの中心に崩れるように倒れ込む。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp