第78章 【R18】【チョロ松ルート】美味しいの?
私が何も出来ずに固まっていると、チョロ松がめんどくさそうに溜め息をついた。
う、また怒られるのかなと思って肩を竦めると、そこにポンと手をおかれ、顔を上げる。
「ったくー……しょうがないなぁナス子は……まぁ、そういうところも、す、好き、なんだけどさっ」
「チョロ松……」
「何度こういうことしてると思ってんだよ、ちょっとくらい慣れろよな……」
「ん……っ」
そう言って、怒っているような、照れているような赤い顔でキスをしてきたチョロ松。
嬉しくて、私の手はすぐにその背中に回る。
「んっ……ふ……」
お互い、キスは上手になったんじゃないかと思う。
歯が当たらなくなったし、息抜きも出来るようになったし、そのおかげで少し余裕が出来た頃、キスって気持ちいいんだなって心から思えるようになった気がする。
「ナス子、キス好きだよね……」
「え……う、うん……そう、かも」
ディープキスをしてると、頭がなんだかトロンとしてくるんだよね。
これがその気になってきてるってことなのかなと思うんだけど、いつもいつも私ばっかりがそうなって、余裕そうなチョロ松がムカつく。
けどここで本題を思い出し、チョロ松の腰に巻かれたバスタオルに手を掛け、それを剥ぎ取ると、すでにそそり立って硬くなっているチョロ松がこんにちは。
ごくりと、思わず生唾を飲み込む。
見るのはもう初めてじゃないけど、やっぱりなんて言うか、緊張はしちゃうよね……。
「チョ、チョロ松、じゃあ仰向けに……」
「え? いいだろ、座ったままで。横になると見にくいし」
「見てなくていいんですけど別にっ」
布団にお尻をついて、ただ座っているだけのチョロ松の股間に手を伸ばし、そっとそれに触れると、ピクリとチョロ松が反応する。
緩く握って、顔を近づける。