第77章 【逆ハー卒業ルート】焼肉パーティ
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その翌日、マンションへと帰って行ったナス子とミケ子。
数日共に過ごした事で名残り惜しくも寂しさを感じる六つ子達であったが、童貞を卒業出来た事でテンションはMAXだった。
「あ~!! セ×クスしたい!! 今したいっ、家に帰す前にもっかいしておけば良かったぁ」
「それは無理でしょ、アイツ仕事って言ってたし」
「次のナス子の休みは……フッ……なるほど」
「何カラ松兄さん、ナス子姉の休み知ってるの?」
カラ松がこっそり折りたたまれた紙をあらぬ所から出してそれを確認して仕舞う。
「え!? い、いや……俺は何も知らない、が」
「………怪しい、オイ、クソ松。その紙見せてみろ」
「は━━━━━?! だ、ダメだ!! これは絶対に見せないとナス子と約束をし……お、お前たちっ、俺を押さえつけるのはやめるんだっ……ああぁっ」
そのあらぬ所から強引におそ松が手を突っ込みそれを取り出す。
「………これは何かなぁ、カラ松ぅ」
「う、こ、これ、は………」
「こ、これ!! ナス子姉のシフト表じゃない?! 何でカラ松兄さんがこれを持ってるわけぇ?!」
それを見たトド松や他の兄弟は思い切り床に張り付けにされた次男を睨み下ろす。
「えぇーと……これは、あれだ。ナス子の家の家事を手伝う事を条件に手に入れたと言うか貰ったと言うか……」
弱り切ったカラ松は全員の視線から目を逸らす。
最初にスペアキーを奪われ、今度はシフト表まで奪われてしまい、ナス子に心の中で土下座をするしかなかった。
「僕はアイツの公休日くらいは知ってるけどね、でもここまで細かい情報は知らなかったし有難いよ、ありがとうカラ松。たまにはお前も役に立つよね」
「ん~? たまには?」
「んまっ、俺にはこれもあるし~! 行こうと思えばいつでも行けるんだけどねっ」
シフト表に目を通した後、おそ松はマンションのスペアキーを取り出しそれにキスをする。