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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第12章 愛の鞭 カラ松side



「ところでナス子姉、さっきも聞いたが、コインランドリーで何をしているんだ?」

「コインランドリーですることって言ったら一つしかないと思うんだけどね。洗濯に決まってるでしょうよ」

「それはわかっている。そうではなく、何故家に洗濯機があって、今日はこんなに良い天気なのに、わざわざコインランドリーに来て洗濯をしているのかと聞いているんだ」

 しかも相手は超がつく面倒臭がりのナス子だ。
 普段寝ている時間を当ててまで、ここに来なければいけない理由が何かあるのだろうというのは、容易に予想がつく。

「ん、ん~~~それがねぇ・・・」

 何か言いにくい訳でもあるのか、口篭るナス子の横をふと見ると、そこには大きな空の洗濯カゴが2つ。

「・・・ははぁ~ん? なるほどな、理解した。また洗濯物を溜めに溜め、自宅の洗濯機では何度回しても埒が明かず、まとめてコインランドリーに持って来たと・・・ビンゴォ~?」

「ビンゴー!」
 
 俺のドヤ顔に負けないくらいのドヤ顔で、親指をグっと立てるナス子。
 ・・・フッ・・・

「お前オレがこの前言ったことをちゃんと聞いていなかったのか?!」

「いやいやちゃんと聞いてたよ!?でもさでもさ?明日やろう明日やろう~って思ってたら、いつの間にかこんなに溜まっちゃってたんだよねぇ~不思議だよねぇ~、同じくらいお金も溜まればいいのになぁ~って思うんだけどねぇ~」

「それが駄目だと言っているんだシスタァー!!」

「テヘ!」

 ん~ナンセンス!!テヘじゃないだろうテヘじゃ!
 わざとらしく舌を出し、コツリと拳をデコに当てるナス子。
 言っておくが全然キュートじゃないぞ。むしろ残念だ。

「ナス子姉には学習能力というものがないのか? このままでは一生変われないぞ」

「ニートの君たちには言われなくないなぁ~」

 くっ・・・!そう突っ込まれると痛いところだが、そんなことは言われ慣れているオレたち六つ子。
 華麗にスルーを決め込むぜぇ~?

「一体何キロの洗濯物を運んできたんだ。今回っている洗濯機・・・25kgって書いてあるが、まさかアレじゃないよな」

「アレです」 
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