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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第12章 愛の鞭 カラ松side



 ナス子を見ると白目になって魂が体から抜けかけていたので、慌てて体を揺する・・・・・・オレ。
 
「ハ! 危ない危ない・・・死ぬとこだった・・・」

「一体どうしたというんだシスター!」

「いやお前のせいだろ! あ、お前って言っちゃったゴメンネ!? まったく・・・ああ、なんか喉渇いちゃった・・・」

 ナス子はそう言って立ち上がると、店のすぐ横にある自動販売機からお茶を買い戻ってきた。
 店内に備え付けられたソファに座ると、背もたれに体を預けペットボトルのお茶を一口飲み、それをオレに差し出してきた。

「ん、カラ松も飲む?」

「え?」

 自然にそう聞かれ、返事に詰まってしまった。
 確かにオレも少しヒートアップしていた為か、喉は渇いている気がするが・・・
 しかし、これは所謂・・・関節キッスというものではないのか・・・?

 オレがそう考えていると、ナス子もそれに気づいたのか「あ」と短い声を出して、お茶を引っ込める。

「ごめんごめん! 嫌だよね流石に。カラ松の分も奢ってあげるよ、ちょっと待ってて~!」

「え? あ、」

 別に嫌とか、そういうんじゃなかったんだが・・・
 誤解させてしまったらしい。
 ん?普通は嫌なのか?
 いやしかし、ナス子は俺のシスターみたいなものだ。
 ブラザー達との回し飲みを間接キスとは思わないのと同じで、シスターのようなナス子との回し飲みは間接キスではないな。

「ほい、カラ松。炭酸でよかった?」

「ああ、サンキューだ、ナス子姉。しかし、別によかったんだぞ? シスターとの回し飲みを気にするオレじゃないぜ・・・」

「え?ああ、そうなの?まぁでも、もう買っちゃったし、ありがたく受け取りたまえ」

「フッ、そうだな。ありがたく受け取っておこう」

 ナス子は元いた場所に座ったので、オレもなんとなく隣に座って、もらった飲み物で喉を潤す。
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