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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第76章 【R18】【逆ハー卒業ルート】主婦は偉大だ3 【4・6男】



 一方、二階へと移動した一松とトド松。

 ドンと一松の背を押して部屋に入れ、ピシャリと後ろ手に襖を閉める。

「……ちょっと一松兄さんっ、挙動不審すぎなんだけど?! ナス子姉が鈍いからよかったものの、バレたらサプライズになんないんだからね?!」

「わ、悪い……つい……」

「気をつけてよねぇ……一松兄さんって実は嘘ついたりするの得意じゃないよね……ま、パチンコ出なかったのはホントだけどさぁ……とーこーろーでぇ……たまたま今二人になったから言うんだけどっさぁ……━━━━━━━━━どう思う?! 一松兄さん!!」

 ずいっと一松へと詰め寄り、急に表情を一遍させるトド松。
 その変わり身に驚く。

「えっ……ええ?! なに、急に……っテンション変わりすぎだろ……!」

 急にキャラやテンションが変わるという点では一松もいい勝負だと思うのだが、今はトド松だ。

「いいのっ! 細かいことは! ━━━━━━おそ松兄さんとカラ松兄さんのことだよ!!」

「…………ああ………そのこと」

「なにその気のない返事!! 一松兄さんはムカつかないの?! 見たでしょ?! あの二人の、俺達もう童貞じゃないから……立派に卒業したから、何でも聞けよ……っみたいな余裕ぶった感じ!! もうスッゴイ腹立つんだけどっ! 兄弟に上から見られる感じってサイッコーにムカつくわぁ~!!」

 ドカリとソファに座り、腕を組んで思いっきり頬を膨らませるトド松。
 だがいつものようなわざと作っているようなあざとさはなく、心底腹が立っているようで、頭からぶんぶんと蒸気が上がっている。

「大体さっ、いつもいつもどうしておそ松兄さんばっかりが特別扱いなわけ?! 長男だから?! なにそれっ、アイツ長男らしいことなんか何一つしたことないし、これからもするつもりないくせにそういう美味しいところだけはキッチリ持っていく感じホンット嫌いっ! 信じらんないよもー!!」

 一松はただ黙ってトド松の愚痴不満を聞き、先程トド松が大きな第一声を上げたことで部屋のソファで寝ていた猫が窓から逃げてしまい、その猫の毛をちまちまと拾っている。
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