第74章 【逆ハー卒業ルート】主婦は偉大だ2
この顔に弱いナス子はもう許してやってもいいかなと思えてきてしまう。
甘い甘いと周りに言われているが、素直な十四松が可愛いから仕方のない事だ。
「良かったぁ」
「助かったぜっ」
「ナイス、十四松兄さ~ん!」
少しだけ毒気の抜かれた恋人を見て、乳首が生き残っている4人はホっとしてチョロ松、いつの間にか復活していたゾンビカラ松、トド松と十四松を囲み歓声を上げ撫でまくっている。
「十四松、いつもはあんなにタッティタッティ言ってタッティしてるけど、本当はちゃんと私の事わかって……」
「あ~……んとね~、今もしてるよー? タッティ!!」
「ふんぬっ」
ナス子は十四松に近づくと思い切り乳首を(ry
「ッア゛━━━━━━━━━━!!」
痛みに強そうな十四松だが、さすがにコレは痛いらしい。
おそ松、一松に続き隣にまたしても蹲った。
「十四松、しっかぁあぁぁぁく!! 惜しかったんだけどなぁ……」
だが今の十四松の回答と笑顔で絆されてしまったナス子。
このままではいつもと変わらないとイカンイカンと首を振り復活したてのカラ松を見た。
「カラ松」
「?!」
ビクついて首が折れそうなくらいの速さでナス子に顔を向ける次男。
勿論他の兄弟と同じで滝汗をかいていて、何を言われるか、ちゃんとした回答が言えるかなどドキドキが止まらない。
「カラ松はどう? 今朝の優しいカラ松ならわかってくれてるとは思うんだけど、いつから私の事をちゃーんと大事にしてくれるのかなぁ?セ×クスとか考えないでさぁ、ちゃぁんと。フフ」
「? 俺はいつもナス子を大事に思っている。しかしナス子がそう思っているのなら……今日から! いや、勿論今からだっ、この愛をまた新たに届け直そう! そう!! まるでコットンに包まれた蚕のように、時にはまるで胸にしがみつかれた赤ちゃん日本猿を母猿が守るようにっ、そして時にはサマーに活躍するセミの幼虫を守るアースのように」
「およ?およよ?」