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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第74章 【逆ハー卒業ルート】主婦は偉大だ2 



「ちょ、おい! 朝から何を下ネタ一直線で言うかな?! ていうかなんでカラ松はそう純粋に受け取っちゃうのぉ……もっと察してくれよぉぉぉぉ」

「え? え~っと……すまん、ナス子」

 鈍感でクソなのに純粋な相手に察しろと言うのは難しい話。
 こちらが無理な事を言っているのも本当で、実際は大した出来事だった。
 これがおそ松相手なら何かを察し茶化してくるのだが、カラ松は違う。

 こいつのハートはなんて透き通っているのかと少し憎らしいが愛しく、謝罪の言葉から腕で口を押え横を向いてしまう青い人物に今まで以上にドキドキと鼓動が早まってしまう。

「嘘嘘! ただカラ松に心配かけたくなくて少し見栄張っただけだからっ、だから、気にしないで……その、十分にっ大した事でしたから!!」

「そ、そうなのか!!あ~……ゴホン、疲れもあると思って今日は俺、カラ松がブレックファーストを作っておいたぜ! フフ~ン、朝から気の利く、俺ぇ。 惚れてもいいんだぜぇ?」

 いきなりのクソキメ顔だ。
 もう既に惚れていると言いたいが何だかムカツクその顔にやはり素直には言えない。

「はいはい」

「ナス子は先に座って待っていてくれ、今飲み物を淹れてくるからな! ティーよりも珈琲の方が好きだろう? 任せろ、実家とは言えハニーの為だ、俺が最高で最上級の━━━━━━」

「もうその流れいいってぇのぉお!」

 童貞を卒業したとしてもカラ松はカラ松だ、イタイしクソだし鈍感だしイタイし、物凄くイタイし……。

 だがしかし、カラ松もナス子もお互い言葉にはしていないが、昨日の行為により、以前以上にお互いの存在を意識してしまっているのは事実。
 今までの関係以上の事になってしまったのだから、当たり前の事なのかもしれないが。

「あぁ、もう起きてたんだ。へぇ、今日はマトモな朝食作れてるねナス子」

「うっさいなぁ、チョロ松! お姉ちゃんにおはようございますはないのかなぁ? ん~?」
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