第71章 【逆ハールート】主婦は偉大だ
もう既にタッティしている六つ子はまだ湯から出る事が出来なくななってしまったが、長風呂のナス子に合わせると考えると丁度いいのかもしれない。
そして股間だけでなくまだ会議自体もおさまってはいないと思うといい機会と言うか強制的機会が出来たようなものだった。
「もうさぁ、お前ら皆同じ事思ってるとは思うけどさぁ……一応、一応聞いとくよ?! 別にもしかしたらそうじゃなくてもいいってヤツがいるかもしんないしっ!!」
「聞いてもムダな気がするけどね、僕は……」
「まぁまぁ、ちょろまぁつ。 ここは一度聞いておこうじゃないか」
おそ松が片手を上げてなるべく大きな声は出さないよう六人に聞こえるように話す。
ちなみに今日の風呂は好機か、他に入っている客がいなかった為、安心してこの議会が開けた。
「一番に行きたい人ぉ~! まぁ、ここはやっぱ長男であるこの俺が━━」
「「「「「はーい」」」」」
「………ハハっ、だよなぁ? やっぱ譲る気はないってのぉ? カラ松はヴァージンでもそうじゃなくてもいいんだろぉ? お前は後ででいいじゃんかよ」
「………過程の話だ、実際ヴァージンとわかってしまった以上はやはり俺もナス子のキューティフェイスをこのカラ松アイズに収めたいだろうっ」
童貞卒業も切実な悲願ではあるが、処女をもらうというのもゆずれない願い。
全員ナス子で童貞を卒業するというのは可能でも、全員が処女をもらうというのは不可能なのだ。
俺だ俺だと、全員あからさまにではないにしろ譲る気配はなく、水掛け論になってしまう。
「ぐ……もう、ダメ……頭グラグラして逆上せそう……」