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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第71章 【逆ハールート】主婦は偉大だ



「姉さんおはようございマッスルマッスルハッスルハッスルー!!」

「おはよう、十四松~朝から元気全開で羨ましいよぉ、お姉ちゃん歳の差感じるわぁ」

 十四松におはようの挨拶を笑顔で返しながらも、おそ松をジトリと見る。
 頑張って作った朝食に対し開口一番にそれかよと思うと先程までくっついていた自分も馬鹿なような悔しいようなそんな思考が沸いてくる。
 だがあれはあれで幸せだった訳で、ブンブンと首を振りジトリな目つきはそのままに口を開きドヤ顔で言い放つ。

「ふふーん、ちゃんと松代さんがメモ置いてってくれたから大丈夫だよっ、それに一松も手伝ってくれたし!」

「あぁ、この猫のオニギリ見た事あると思ったら一松が作ったヤツだったんだね。 なら安心して食べれるな」

 チョロ松は少し安堵した顔をしているがその顔まで睨みを利かせて見つめてやったが、その相手は知らん顔だ。
 全員で手を合わせていただきますをすると、まずは皆が一松のオニギリを手に取った。

「…………」

「ナス子姉、何その目? 朝から皺が出来ちゃうよ~」

「うっさいトド松! 別になんにも思ってないしっ」

 一人だけ味噌汁を先に飲んだ一松が意外な顔をしてポカンとお椀を見ている。

「ズズ……あ、美味い」

 味噌汁くらい普通に出来るとは思うのだが、そう言われると嬉しくなり心が躍る。

「やったー! 朝から美味いイタダキましたぁ!! どうだ、ほら、私だってちゃんとこれくらい出来るからね?」

「ナス子、それはあまり自慢にはなっていないと思うが……、しかし飲んでみると普通にイけるな」

「普通には余計だブラザー! 全く私をなんだと思ってんのさ」

「家事が出来ない残念な女だろ~? でも今日はちゃんと出来てるじゃん! さすが母さんの残したメモなだけあるなっ」

 ノンノン、おそ松、褒める所はそこではない。
 そこではないのだおそ松。
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