第68章 【番外編】おっちゃん
「あのなぁ、お前カラ松の言葉に反応したら負けだよぉ? こんな所で肋折られたら大変だしさー」
「あ、それもそうかぁ……冒険の匂い……グッバイ」
「カラ松になろうとしなくていいから!!」
おそ松とチョロ松は喧嘩をしてても息が合うなとナス子は感心したが、そのナス子の両手を一松と十四松が握る。
「ん? 二人共どうしたの?」
「姉さん、あっち行こう? ココはよくない場所だから!」
「はい??」
「いいから、まだあの小屋の方がマシだからついて来て」
「ん? んん? 二人は何を言ってるの?」
喋りながらも小屋へと導かれるように手を引かれて行く。
「あ、おいお前ら二人だけでお楽しみとかするんじゃねぇだろうな?! 車は動かないしちょっと暗いし霧も出てるし怪しい事するならチャンスとか思ってんだろぉ~?」
早速セクハラの申し子おそ松が勘違いをして後をついていく足に続き、残りの兄弟達も追いかけていくのであった。