第67章 【R18】【一松ルート】一松は猫が好き
「……一松さん? これは……一体?」
「見てわかんない?」
「わからないから聞いてるんですけど?!」
手に持った服をぐっと握り締めて一松の前へと差し出す。
先程までの喜びの表情はすでにない。
足元を見ると、さきほどはただのカチューシャのように見えたアクセサリーにはネコミミが付いていて、それもフサフサと手触りが良さそうだ。
「それね………セクシーにゃんこ」
「セクシーにゃんことは」
「まぁ……あれだよね……コスチュームプレイってやつ?」
「コスチュームプレイとは」
「もうここまできたら単刀直入に言うね? それ着てさ、したいんだけど」
「なにを」
「ナニを……」
コスチュームを握り締めて徐々に震えていたナス子の拳が残像が見えるほどに大きくなると、次の瞬間一松の頭上に雷が落ちる。
「このっ………バカものぉおおおおおぉお!!!!」