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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第66章 【チョロ松ルート】ステップアップラヴァーズ



 勿論、その後からもヤる事はちゃんとヤっている。
 しかしこの二人の関係は甘く進展はしているものの、親友としてのやりとりは変わらぬまま今も進行中だ。

「私だけ年中お婆さんみたいな扱いしないでくれる?! 否定出来ないけどさぁっ」

「否定出来ないなら諦めるしかないよねぇ。安心しなよ、多少の介護は努めてやるから」

「はいはい、じゃあ今日のお食事係はチョロ松くんにけって~い!!」

 図星をつかれ言い返せずにいるナス子はせめてもの仕返しにチョロ松に家事を押し付ける。
 とはいえ、二人が揃ってマンションで夕食を食べる際にはナス子よりもチョロ松が夕食を作る事が多い。

「あのさぁ、僕だってそんな料理得意って訳じゃないんだけど?! この前だって自分の家で飯作ってみたら焦がしたりしたし……」

「大丈夫大丈夫! 私よりはチョロ松の方が上手なんだし安心して食べられるよねっ! てかさ、私が焦がすと怒る癖に自分も焦がしてるんじゃんっ」

 横から目を細めて見上げて来る恋人の視線に一瞬たじろぐが、すぐに視線を戻して同じく細い目で見下ろし、相変わらずの呆れ顔でへの字の口を開く。

「僕の場合は毎回じゃないからね? お前の場合はほぼ毎回! わかる? この差! 毎回焦がすヤツとたまに焦がすヤツ。 比べると随分違うんだけど?」

「う……っ」

「学習能力がホンットに乏しいよな、お前は」

「一応気を付けてるつもりなんですが━━━━━━」

 ナス子が言い返そうと更に口を開くがその言葉は急に離された手に止められる。
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