第65章 【R18】【トド松ルート】残念だった人
<トド松side>
そんな事を思っていた自分が、まさかナス子姉さんと付き合うようになるなんて、あの時のぼくは全くもって思っていなかった。
ていうかそんな思考すら芽生えた事がない。
到底思っていなかったのだが……布団の中で今は裸になったまま二人は抱き合って眠っている。
昨日ちょっと無理させちゃったかな?
ナス子姉は付き合うようになってから少しづつだけど素直になって可愛くなった。
いや、ぶっちゃけ言っちゃうと物凄く可愛い。
身内の欲目? そんな事はわかりきってるし……!
その中でも、特にシてる時が一番可愛い。
今まで見た事のない色気のある女性の顔を出してくるから。
あと、小生意気な口もいつも以上に素直になる。
だからぼくもつい求めちゃうんだよねぇ。
仕事で忙しいのも重々承知ではあるんだけどさぁ~。
やっぱり元童貞、味わってしまった蜜はそう簡単に食べる事を我慢する事など出来ない。
恋の威力は偉大だなと心底思う、あの時負けを認めて姉さんを好きになり、告白した事を全然後悔はしていない。
ただ勝ち戦だと思ったから半ば強引だった気もするけど。
姉さんだってぼくの事を意識してたんだしおあいこだよね?
全く僕好みとも違うし、姉のような存在だと思っていた相手を好きになるなんて世の中って本当に何があるかわかったもんじゃない。
気持ちよさそうに眠る姉さんの唇にぼくのそれを重ねる。
ん、と言う声が聞こえて起きるかなと思ったけどやはり起きる気配はない。
人間ってあざといよねぇ?一度シちゃうともっともっとって感情が高まるんだからさぁ。
昨日は兄さん達がマンションに邪魔しに来たけど、鍵をかけてチェーンをし、声を殺しながら二人でエッチをした。
必死に声を押える姉さんが可愛くて、いじめてやりたいと言う感情に捕らわれて何度も何度もぼくのモノで姉さんの大事な場所を突いた。
そんなぼくの身体に溺れるように恍惚としていた姉さんの表情が堪らなく愛しい。
ってそんな言葉使うような柄じゃないんだけどねぇ、ぼくって。