• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第64章 【番外編】呪われた? おそ松



「呪われてる・・・って、何で?急にどうしたの?」

「最近さ・・・なんか、視線を感じるんだよ・・・誰かにず~っと見られてるっていうかさ・・・」

 どうやらこれは本当に真面目な話らしい。
 ・・・でもな、おそ松だからなぁ・・・
 というわけで、御祓いに行きたいから金貸して!とか言ってくる可能性はまだ否めないよねぇ・・・

 これぞ日ごろの行いってやつ?
 どうも真剣におそ松の話を聞く気にならない。

 私のそんな心情が見て取れたのか、おそ松はジトっとした視線をこちらに向けてくる。

「お前・・・俺の話信じてねぇな?!」

「・・・え~っと・・・うん、まぁ・・・」

「なんで?!俺こんなに真面目に話してるのにっ!」

 ブンブンと怒り出すおそ松。
 う~ん、どうやら本当の本当に真面目な話みたい。
 ここは真剣に聞いてあげることにするか・・・仕方ない。
 スマホの画面を暗くして、テーブルの上に伏せて、ちゃんと話を聞いてあげる体勢を取る。

「わかった、ちゃんと聞く。で?どういうこと?」

 私がちゃんと向き合って話を聞いてあげると、おそ松はまた神妙な顔つきになって話し始める。
 ホントに珍しいなぁ、こんなおそ松は。

「旅行でさ、あったじゃん・・・アレが・・・」

「アレ?・・・・え、ちょ、ちょっと・・・まさか、何か思い出した・・・とか、じゃない、よね?」

 『あのこと』だけは絶対に思い出してもらいたくない。
 むしろ思い出したら何度でも頭を強打し日本の旗を刺し、超微粒子光線ビームを発射した上で何度でも記憶を消し去ってやりたい。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp