第63章 【微エロ】【カラ松ルート】レンタル彼女継続中
「これは寝室の枕もとの棚に仕舞っておくとしよう」
「…………ソウデスネ」
「んん~? ナス子……今更そんなに照れることもないだろう~?」
「ソウデスネ!!」
「可愛い奴……!」
「ソウデスネ━━━━━━!!」
「俺はタモリか?」
今更は今更かもしれないけど、慣れないものは慣れないし恥ずかしいものは恥ずかしいんだから仕方ない。
むしろよくそう真顔……でもないけど、照れずにそういうものを堂々と出せるものだなと思ってしまう。
もしかして、私の反応を見て面白がっているのか?
………ありえる。
「ナス子、明日は休みだったな、そして明後日も」
「……ん? そ、そうだっけ?」
「フッ……ざぁんねん……俺がナス子のスケジュールはきっちりと把握しているということを忘れたか?」
「うぬぐぐぐっ……スケジュール渡すのやめようかなっ……」
「そんなつもりないくせに……」
不意に顔を近づけられ、耳元で低く囁かれると、それだけで背筋がゾワゾワとして落ち着かなくなる。
肩を引き寄せられ、カラ松の熱い息が耳をくすぐる。
「ん……」
「いっぱいシような、ナス子……」
「っ……お、お手柔らかにお願い……するでござる……!」
「……それ、最中に使うのだけはヤメテくれよ?」
結局、夕飯もそこそこに一緒にお風呂に入らされ、お風呂の中でも、出た後も散々啼かされるハメになった私であった。