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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第63章 【微エロ】【カラ松ルート】レンタル彼女継続中



「あ、えっと……ナスナス子、です……えっと、なんて言ったらいいのか……っ」

「うふふふ、松野さんから聞いてるから、大体知ってますよ。 良かったですね松野さん……あ、すみません、私実は今お仕事中で……お二人とも、末永くお幸せに」

「ああ、本当にありがとう」

 軽く会釈をして去っていく姿も綺麗で、私はその背中に慌ててお辞儀を返した。

「綺麗な人だよねぇ……」

「ああ、そうだな。 だが、ナス子のほうが可愛いぞ?」

「………全然嬉しくない……」

 多分、カラ松は本気でそう思って言ってくれてるんだろうけど、あの人より私のほうが可愛いなんてことはありえないし。
 少々思うこともあってついつい可愛くない返事をしてしまう。

「どうしたんだ?」

「……別に~、なんでもない」

 店の中に入り、案内された席につき、それぞれ食べたいものを注文する。
 料理がくるまでの待ち時間、なんとなく勝手に気まずくて、ついつい無口になってしまう。

「ナス子、何か怒っているのか? あ……もしかして、モブ菜ちゃんと何かあったのかとか疑っているんじゃ……!」

「ちっ、違う……そんなこと疑ってないよ。そうじゃなくて……」

「思うことがあるなら言ってくれ。 隠されるほうが嫌なんだ」

「う……た、大したことじゃない……から」

「大したことかそうじゃないかは、話を聞いてから俺が決める。 さぁ、言ってみてくれ」

「……えっと……」

 カラ松はじっとこちらを真剣な目で見て黙っている。

 こうなると、カラ松はテコでも動かない。
 変なところで頑固なんだよなぁカラ松って。
 ま、まぁそんなところも嫌いじゃないんだけど……。

 もうこれは話すしかない流れになってしまった。
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