第63章 【微エロ】【カラ松ルート】レンタル彼女継続中
「そうか、よかった……俺の思いがちゃんとナス子に伝わっていて嬉しい。 ああ、それこそ毎日でも、何度でも言葉にして伝えたいぜぇ……? I love you……ってな……」
「アハハー……」
「フッ、照れているんだな? 可愛い奴め……」
「うぐっふっ……! クソ顔やめてぇ?!」
「え……クソ顔……?」
このように、カラ松らしいところも多々炸裂するので私もある意味照れずに受け取れるというか、なんというか……。
基本的に、私は自分に自信がない。
だから、人からの好意も素直に受け取れなかったりするんだけれど、何でだろう、カラ松の言葉は割りと素直に受け入れられるんだよね。
これって、私のほうがカラ松のことを信頼してるからなのかな。
カラ松は、どんな私でも好きでいてくれるって思えるっていうか……。
ついつい甘えすぎちゃうと言うか……。
「……ねぇカラ松」
「ん?」
「私はさぁ、カラ松と違って……その、あんまり……すっ、好きー、とか……あ、ああ愛してるーとか……い、言わないっていうか言えないっていうか……なんだけど……」
「ああ、そうだな。それがどうした?」
「……い、嫌じゃないの?」
そう、自分でもわかってる。わかってはいるんだ……。
カラ松が思いを伝えてくれるのなら、私もそれに応えないとって思ってるんだけど……。
……だって恥ずかしくない?!
あああああ愛してる、とかって日本人言わなくない?!
少なくとも私は日常的に使わない言葉なんだよね!!
す、好き! くらいが関の山なんだよ。
しかもそれさえも照れ臭くてなかなかどうして言えないのに!
そういう意味ではカラ松のこと尊敬するわ。