第63章 【微エロ】【カラ松ルート】レンタル彼女継続中
「だ━━━らっしゃ━━━━━━━っっ!!」
「ぐっふぉぉおっ……! みっ……鳩尾はヤメテくれ……っ」
カラ松と両想いになった日。
あの日は結局、避妊具を私もカラ松も持ってなくて、最後までするのはお預けになってしまったわけだけど、次の日、私が目を覚ますと、同じ布団で寝ていたはずのカラ松の姿がなかった。
帰ったのかな、なんて思って、少し寂しい気持ちになって起き上がったら、枕元でカラ松が正座しててビックリした。
何事かと思ったら、カラ松の手には恐らく先に起きてわざわざ買ってきたのか、コンドームの箱が握られていて……。
ここまで言ったらその後どうなったか想像するのは容易いでしょ?
そう、私もカラ松も、無事新品ではなくなった。
いや、無事ではなかったな……色んな意味で……。
それからはもう毎日のように体を求められるようになり、私も拒む理由はとくにないし、求められること自体は嬉しいのでついつい許してしまうということが続き……。
そして今も、仕事から帰ってきたら部屋にいたカラ松に押し倒され、散々好き放題ヤられて今に至っている。
「初エッチした日から会う度に結局なんだかんだエッチしてるよね?」
「そ、そうかもしれないが……正直、俺はまだまだ足りないぞ。 比喩じゃなく、本当に一日中シていたいくらいだ」
「私を殺す気だな? そうなんだな?」
「む、無理をさせているのはー……あー……わ、悪いと思っている。 だ、だがっ、ナス子を愛しているからこそ、抱きたいと思うというのは、わかってくれ!」
「うぐっ……そ、それは……わかっ……てる、けどっ……」
カラ松は、六つ子の中で一番思いの伝え方がストレートだと思う。
いや、別の意味ではまったくストレートではないんだけどね。
なんて言うか、ことある事に思いを伝えてきてくれると言うか、言葉も態度もわかりやすいんだと思う。
恥ずかしい、とか、照れ臭いってことがあんまりないのかな……。
確かに恥ずかしがってるカラ松って想像しにくいかも?