第63章 【微エロ】【カラ松ルート】レンタル彼女継続中
カラ松と付き合うようになってからというもの、私は怠けとズボラに拍車がかかっている気がする。
「ナス子、今日のランチはお前の好きな唐揚げにしようと思うんだが、どうだ?」
「それはカラ松が好きなものでしょ。いいけど、私も好きだし」
意外や意外。
カラ松は割りと何でも出来る。
掃除洗濯だけじゃなくて、料理やはたまたお菓子作りまで。
「ナス子は寛いでいてくれ。仕事で疲れているだろう? ああ気にするな……礼はボディーで返してもらえればそれでいいぜっ……」
「……そのほうがかえって疲れるような気がするんですケド」
最近私が家のことでしてることと言えば…………。
えーと………しょ、食器洗う……ぐらい、かな。
あっ、あとお風呂も自分で洗ってる!
あとはー……えっとえっとえっと。
「あれ? カラ松、ゴミ捨てに行ってきてくれたの?」
「ああ……それぐらいお安い御用だ、マイハニー……!」
気がつけば片付けも掃除もゴミ捨ても、洗濯もされていて、最近はその洗濯された服を自分で仕舞った記憶さえもない。
多分カラ松が洗濯をして、畳んで、仕舞ってくれているんだと思う。
というか、それしか考えられない。服が独りでに歩いてクローゼットに入るわけはなし。
………。
仕事が休みのある日、私とカラ松はいつものように部屋でゴロゴロしていた。
部屋、と言ってもリビングではなくて……寝室の、布団の中でお互い裸のままゴロゴロしているのです……。
「カラ松……あのさ、エッチするのはいいんだけどさ……」
「ん?」
「……もうちょっと加減ってものを覚えてほしいんだけど!? 休みの度にこれじゃ私体もたないっ!!」
「そ、そんなにしているか? 俺はまだまだいけるんだが……フッ、だがそう言うナス子も、最中は随分とぶっ飛んで気持ち良さそうに喘いでいるじゃないか……」