第6章 悪夢の外伝
「ひっ……あ、あ……」
バスルームを出ても責めは続いている。
え? バスルーム? 三、四回ヤられましたが何か?
「ほら、もっと腰を上げて。まだ出来るだろう?」
「だって……あっ……あ、……っ……!」
脱衣ルームでは備え付けのテーブルにすがらされ、後ろから何度も貫かれている。
うう。ギシギシ揺れるのうるさい。テーブルが低いせいで、腰を上げなきゃいけないし。
足を開いて恥ずかしい場所を見られ、そこを容赦なく抉られる。
「……ぁ、あ……! あ、あ、……ひ、あ……!」
ぐちゅ、ぐちゅ、とデカいブツが内側で擦れて音を立てる。
胸が冷たいテーブルに当たる。爪を立てたくとも引っかかりもしない。
「ハルカ……どう……?」
背中を指で撫でられぞわっとする。
本音としては中指立ててやりたいが。
「きもち、いいです……! そこ、もっと突いて……ぁ、ああ……! ひっ……!」
「良い子だね……ハルカ……」
良い子という割に、手で後頭部を押さえられる。
別に痛くは無いけど、身体の自由がちょっと利かなくなっただけで、何だか犯されている気分だった。
「……っ。締め付けてくるな。君は意地悪されるといつも悦ぶ」
「う……る、さい……この、強○魔……っ……ぁ……!!」
どうにか肩越しに睨みつけると、意地悪な大人が笑っている。
優しげに見えるが、完全に舌なめずりする獣だ。
「あ……っ……」
もう少しでイキそうだったのに、ずりっと抜かれた。
愛液が尻に少しかかる。
「え……?」
もしかして私の罵倒に萎えて止めることにしたとか?と一瞬、不安になったが。
「わっ!」
ふわっと両手で身体を抱き上げられた。
何かと思ったらスティーブンさんがテーブルに座る。
そして私にとろけるようなキスをし、
「二人でキスをしながらやろうか」
「嫌です変態」
意図を察して即答したのだが、
「……ひっ……っ!!」
股をそれは大きく開かされ、そのまま敵の上にまたがらされる。
「あ……っ……い、や……!」
「可愛いけど生意気なハルカには、おしおきをしないとな」
「この……っ……!」
「可愛い可愛い」
ゆっくり下から貫きながら、年上の恋人はそれはそれは、意地悪く言ったのであった。