第4章 開き直りました
※R18
スティーブンさんはもうダメっぽかった。
「ハルカ……っ……」
「……っ……!」
そして私は貫かれ、歓喜の声を上げた。
真っ昼間の、陽光差すソファの上で乱れる。
「……ん、っ、…ぁ、……ぃ、いい、……きもち、い……」
「ハルカ。ほら、そんなに動くと落ちるぞ?」
「だっ……て……」
「僕にしっかりつかまって……」
言われたとおりに首筋に抱きついた。
「はい……んっ……や、っ、あ……」
密着するほどに、責めが速くなる。
音がする。
馬鹿みたいに足を開いて、指先まで反らせて、ぐちゃぐちゃに突いてほしいって、涙を流して懇願する。
でも自分を保てないのは私だけじゃない。
「だから、煽らないでくれよ……っ……本当に、君って子は……」
私にキスをしながら、余裕の顔を崩さないように必死な大人。
「やっ……かき、回しちゃ……ぁっ……、んっ……いい、……もっとぉ……」
「……っ……」
身体につくくらい足を曲げさせられ、もう見栄もかっこつけも無く、本能のままに突き上げられる。
肉体のぶつかる音、ソファが揺れる音。革地の上に、いやらしい体液が垂れる。
でも二人して何も考えられない。
「はぁ……っ……、ハルカ……!」
「スティーブン、さん……っ……」
何も分からないくらいに、ひたすらに求め合って、身体を動かして、必死で。
このまま、ずっとこうしていたいと、離れたくないと――願った。
「す、スティーブンさん……もう、ダメ……いく……イッチャう……」
「……っ……俺、も……ハルカ……」
内側がじんじんして、もう何もかもが限界で、打ち付けがますます速くなり、もう、何も――。
「スティーブンさ……っ、ん……ぁ、……っ――――っ……!」
「ハルカ……っ……」
白く弾けて達したとき、スティーブンさんも私の名を呼びながら、身体を震わせた。
あ、同時にイッたんだと、心のどこかで思った。
…………
ベッドでまどろみながら、スティーブンさんのタトゥーをぼんやり撫でる。
「くすぐったい」
あいた。指の角でコツンと叩かれる。
「それより、もっとそばに来て」
十分そばにいるでしょうが。と思いつつ、スティーブンさんに寄り添うと、胸に抱き寄せられた。