第3章 開き直られました

※R15








「い、いえ、そこまでは……」
　というか経験回数そこまで多くない初心者に、何言ってんだスティーブンさん。

「なら、どうしてほしいんだい？　ハルカ」
　ゆっくり抱き上げられ、姿勢が変わる。
　スティーブンさんのお膝に乗る格好にさせられた。

「……っ……ん……！」

　答える前に長い指が、下着の上から熟れた場所を探り出す。
「足、もっと開いて」
　片腕で上半身を拘束されながら、耳元で命令された。おずおずと開くと、
「……！　ぁ……っ！……あ！」

　ズブリと指を沈められ、そのままぐちゃぐちゃと下着ごと乱暴にかき回された！

「あ……い、いい……きもち、いい……です……！」
　私はたちまち陥落する。
「こらハルカ。先にイクんじゃないぞ」
　楽しそうに言い、私が顔を真っ赤にして腕の中で悶える様を笑った。
　だって、指使いがいやらしすぎる。

「もっと、ぐちゃぐちゃに、弄って……！　好きにして、いいです、から……！」
「遠慮無く。僕の姫君」

　瞬間に私を拘束していた手も動く、ベビードールの上から容赦なく胸を揉みしだかれ、なけなしの理性がさっさと振り切れた。

「やあ、……あつい……っ……さいこう、に、気持ち、いい……！」
「そ？　良かった……」
　そう言いながら、スティーブンさんの声から余裕が若干減っている。
　無意識なのかワザとなのか、十分に硬くなったペニスを私に押しつけるようにし、腰を少し動かしている。

　そんなことをされて、もう限界だ。
　我慢出来ない。

　なので私は潤んだ目でスティーブンさんを振り返った。

「わ、私……スティーブンさんが……ほ、欲しい、です……」

「――っ！」

　その私の顔を見て、なぜかスティーブンさんが息を呑み、顔を紅潮させる。

「スティーブンさんので、無茶苦茶に、犯して、ほしい、です……私だけ、先にイクの、やだ……」

　半泣きで懇願した。

「スティーブンさんので、イキたいです……」

「ああ、もう、君って子は……！」

　次の瞬間、ベッドに仰向けに押し倒された。
　スティーブンさんは乱暴にのしかかりながら、

「煽ったのは君の方だからな？　責任を取ってくれよ？」

　何の責任だ、と思ったけど、全身全霊の力をこめて抱きしめられ、後はどうでもよくなった。