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【血界戦線】番頭さんに珈琲を

第3章 開き直られました


※R15








 ほんのりと淡いランプの明かりと、艶めかしいアロマの香り。
 そんな広すぎるスイートルームに、あえぎ声が響く。

 最高の夜景を見る余裕も無いほどに。

「ふぁ……あ……ぁ……!」
「ハルカ。よく濡れてる。分かる?」
 スティーブンさんはどこまでも余裕だ。

「……ぁっ……」
「エッチな下着で、いやらしい気分になっているのかな? それともさっき僕のを舐めているとき、感じてた?」
「ち、ちが……そんな、こと……」
 耳まで真っ赤になって応えると、クスッと笑う声。

「可愛いな」

 私はまた以前と同じ、うつ伏せの姿勢で腰を高く上げさせられている。
 恥ずかしい姿勢にシーツをぎゅっとつかみながら、一方的に与えられる快楽にあえいでいた。

「僕の指に垂れてきた。ほら、ハルカ。分かる?」
「ん……んん……」
 指を口に入れられる。私は絡みついた愛液をなめ回した。

「……っ……! いい子だね、ハルカ」

 私が嫌がると思ってたんだろう。スティーブンさんはちょっとビックリしたみたい。
「ごほうびをあげる」
「……ぁ……! や……!」
 背中にのしかかられ、レースの上から胸に触れられる。

「最高に可愛くて、いやらしい。『欲しい』って顔をしている」
 耳元でささやかれ、指先でさらに胸をいじくり回された。
「んっ……ぁ……っ、や……」

 Tバックのヒモを引っ張られ、きゅうっと濡れた場所を締め付けられる。
 愛液が腿をつたう感触。まだ挿れられてもいないのに。

「とろとろだね。さ、次は何をしてほしい? お姫様」

 ちゅ、と髪に口づけながら甘くささやいてくる犯罪者。
 ついでにゴリッと、硬いものを私のお尻に押しつけてくる。

 欲しい。乱暴にしてほしい。ぶっ込んで、メチャクチャに突いてほしい。
 喉をかすかに上下させたの、多分気づかれた。

「えと、その……」

 でも恥ずかしくて言えるか!

「どうしたんだい? ハルカ。それとももっと過激なことでも?」

 背中に口づけながら、スティーブンさんが笑う気配。
 大きな腕が私の身体を抱きしめる。

「痛かったり危険だったりすることはしたくないけど、割と何でも応じられるよ?」

『したくない』ってことは『出来ないこともない』って意味っすか? 聞くのが怖いんだけど……。

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