第3章 開き直られました
※R15
教えられた通り、頑張って口を動かしていると、
「っ……ハルカ……ヤバい……そろそろ……」
スティーブンさんの声色が変わる。
え。ええと、こういうとき、どうしたら……?
「……!?」
プチ混乱して顔を離そうとしたが、ガシッと抑えられた。
「……っ……ハルカ……」
や、ヤバい。顔動かせない。いや勝手に動かされてる。
「…ん……っ……、ん、ん……」
苦しい。目がチカチカする。デカいペニスが喉奥スレスレまでを、何度も行き来する。
こっちはオナホにされ、歯を立てないようにするだけで精一杯だった。
――スティーブンさん!
けどスティーブンさんは熱に浮かされたように、私の頭を動かし続け――。
「……っ……!」
口の中に苦いモノが大量に広がった。
混乱して頭を離そうとしたけど力ずくで抑えられた。
スティーブンさんは私の頭をしっかりと抑え、身を折ってかすかにけいれんしている。
そして残滓が口の中に出され……私は喉を上下させて呑み込んでしまう。
「はあ、はあ……」
スティーブンさんは満足げに力を抜き、ふう、と大きく息を吐いて――。
「!? ハルカ!! ご、ごめん……!」
大慌てで私の顔を離した。
「……げ、げほっ……」
私は涙目で猛烈に咳き込んだ。
「本当に悪かった! 大丈夫かい!?」
「いえ……全部飲んじゃったし」
私は苦笑いでスティーブンさんに微笑んだ。
洗面所からベッドに戻ると、
「すまない……途中から、気持ちが良くてつい」
ベッドにいたスティーブンさんはバツの悪そうな顔。
「いえ、別に。スティーブンさんが良かったのなら、私も嬉しいです」
「本当かい? 君は優しい子だな、ハルカ」
そしておいでおいでと手招きされる。
ベッドに乗ってスティーブンさんのところに這い寄ると、ぎゅっと抱きしめられた。
それからキスをされ、
「ハルカ。今度は僕が君を気持ち良くしたい」
そのまま、ふんわりとベッドに押し倒された。
うっとりしていると、
「さっきの舌使いを覚えておいてね」
「はい」
またさせる気なのかな。まあ、だから教えてるのか。
こういうの『自分好みに調教する』って言うのかも。
私の中の冷めた部分が、そう呟いていた。