第3章 開き直られました
※R15
でもスティーブンさんの股間だって、十分に反応してるのに。
……はっ。
もしかして、これさっき言ってた『素直にならないおしおき』というやつなのか……?
ならば、私が直接スティーブンさんに……その自分の希望を伝えれば。
い、い、言えるかっ!!
スティーブンさんはまだ、胸を愛撫してる。
私はそーっと、そーっと、手を自分の股間に……ん、ぐっしょり濡れてる。
「ん……っ……」
そのまま自分で自分の気持ちのいいとこに、触……。
「ハルカ?」
「っ!? は、はい!」
悪いことはしてないのに、イタズラしてるのが見つかったようにドキッとしてしまう。
スティーブンさんがこちらを見上げてて、そのまなざしに、心臓がバクバクする。
ドキドキというよりは、蛇に睨まれたカエルの気分であったが……。
「イケない子だな。そんなに我慢出来なかった?」
「い、いえ、そんなことは……」
弄りかけてた手をスティーブンさんに捕らえられ、頭上で抑えられる。
「そんなに弄りたいのなら、僕が見ていてあげようか? そこのテーブルに座って、足を大きく広げてさ。ちゃんと撮影してあげるから」
どういう変態プレイだっ!!
「てか撮影って……」
胸を少し強めに揉まれ、あえぎながら言う。
「ああ。会社に泊まり込みのとき『使いたい』から」
……超真顔だった。
「そういえば君の写真フォルダも、そろそろ新しいのが欲しいな。ね、今ちょっと撮っていい?」
いいわけがあるかっ!!
そういえば前に寝顔を盗撮されたことはあるけど、もしかして他の写真もあるとか?
「全力で、お断りします……!」
にらみつけるが、一切ダメージになっていないようだ。
「じゃあ、今のは何がしたかったのか、教えてくれないかな? ハルカ? 僕は鈍感な男だから、ちゃんと言葉で言ってくれないと」
ニヤニヤ。悪い大人が笑ってる。
「いえ、今のは……その……」
触って欲しい触ってほしい挿れてほしい。
でも顔が真っ赤になってどうしても言えず、つい腰をずりっと押しつけてしまう。
「僕に察しろって? そうだなあ。ここ?」
「ん……っ……」
違う、そこじゃない。
おへそとか、太腿とか、そこを触られるのも嫌いじゃないけど……。
もう限界だった。