第3章 開き直られました
※R15
ズルッと下着を下ろされた。
「~~っ!!」
自分でも糸を引いてるのが分かり、顔が真っ赤になった。
「ひゃ!?」
でもすぐ、愛液のあふれる場所に指を沈められ、背中がのけぞる。
「やだ、止めて、ください……そこ、やだ……!」
「ん? ここ?」
くいっと指を動かされ、『!!』と心臓が止まりそうな快感に、息を呑む。
「やだ、やだ……!」
泣きそうになりながら、敵のネクタイをつかむが、笑って抱きしめられた。背中をポンポンと叩かれ、
「いいよ、イキそうならイッて」
……こちらの醜態を見下ろしながら、爽やかに笑っている。
「またすぐ、気持ち良くしてあげるから」
「……やだ……!」
そんなこと、出来るかっ!!
けど敵がすぅっと目を細める。
「ハルカ。イキそうだって、ちゃんと言ってくれないか」
「……やだ、はずか、しい……です」
「僕はもっと見たいな。ハルカが恥じらって悶える姿を」
「この、変態……っ!」
「そんなことを言う? 素直になれない子には、おしおきをしないとな」
「へ?……あ……っ……」
指が下の口からスッと抜かれた。
『もしかして止めちゃうの?』という恐怖で一瞬、思考停止するが、
「……え? なにを?」
ふわっと大きなソファに横たえられた。
そして私の上着のボタンが上から外されていく。
「まって! まって!」
前を押さえようとしたけど、腕はビクともしない。
ここで最後までヤルの?
「恥ずかしい?」
ううう。ガキなのを笑われてる気がして、コクンとうなずいて顔をそむけた。
「ごめんごめん、怒らないでくれよ。可愛いハルカがもっと見たいだけなんだ」
「だから……そういうの、ベッドで……」
けどスティーブンさんの声が、低くなる。
「いや我慢が出来ないんだ――俺が」
ネクタイをほどいて放り投げ、シャツのボタンをいくつか外す。首元のタトゥーが目に入った。
「本当はすぐに寝室に連れて行くつもりだったんだけど――君があまりにも可愛いから、つい、ね」
そんな『つい』があるか! だまされないからな!!
「はい、ハルカ、腕を上げて」
「あ、はい」
スルッと上着を全部脱がされた。
「て、やだ! 私だけ、こんな格好……!」
格好というか、全裸。私だけ。
……のせられすぎだ、私。