第3章 開き直られました
※R15
「……!?」
腰を撫でられ、一瞬固まって逃げようとした。
でも、もう片方の手に頭を絡め取られキスを強要され動けない。
音を立てて舌で舌を嬲られながらも、指の動きに意識が行ってしまう。
だ……ダメ、下着の中、入れちゃダメ……!
分かっちゃうから、バレちゃうから……!!
「……っ……!」
だが敵にはとっくに『バレてた』らしい。嬉しそうにキスをしてきた。
ううう。後ろから、アソコを弄られる。
ぐちょぐちょになってるトコ、かき回さないで……!
胸をちょっと弄られただけでこんなになるとか、どんなだ。
で、でも私のせいじゃないし! スティーブンさんの手が、いやらしいから……!
「ん、ん……っ」
ぐじゅっと深く指をうずめられる。中で動かれる。気持ち良すぎて、キスに、集中出来ない。
もっと気持ちのいい箇所を弄って欲しくて、腰が無意識に動いていた。
「困った子だな」
やっとスティーブンさんが、糸を引いて唇を解放してくれた。
でも私は罵倒する余裕もなく。まだ外してないスティーブンさんのネクタイをつかみ、はーはーと息を震わせ、必死に自分を抑えた。
「で、どこが『何ともない』って?」
「……ん……っ……ぁ……!」
指が気持ちのいい場所に触れ、ドクンと心臓が鳴る。
「あ……ぁ……っ……」
「まだ数回なのに、こんなに感じやすくなって、イケない子だな」
反論したいけど、震えながら耐えた。でないと――。
私の痴態をいっそ冷静に観察していた敵は、
「ハルカ。もしかしてイキそう?」
私は真っ青になり、必死に首を振る。
「ち、ちが……ぁ……ん……やだぁ……」
でも『中』で指を動かされると、また身体が震え、スティーブンさんにすがりついてしまう。
「そっかそっか。ごめんよ。そうだね。君がどれだけウズいてたか分かってあげられなくて」
「だから、ちがうって……!」
スティーブンさんの手だ。この人の手に触れられると、触られた箇所が勝手に気持ち良くなるから悪い!
「じゃ、思い切り可愛がってあげないとね」
耳元で低く囁かれ、中の指が、生き物のように動く。
「ん……、だ、ダメ……やだ……!」
「ハルカ、腰を上げて」
「……え?」
思わず命令に従うと、ズルッと下半身の服を下着ごと脱がされた。