第6章 彼の世界
そんな幸せな時間もつかの間だった――――
「今日、常連のお客さんに先輩と付き合ってるのって聞かれちゃった」
「それなんて答えたの?」
「サークルの先輩ですーって」
「あはは、そこまで隠さなくてもいいのに」
そんな彼女の声が聞こえた時、心臓を切り裂かれたような感覚が走った
彼氏がいないなんて嘘だった。
僕が思い続けている彼女には彼氏がいて、今まさに幸せそうに帰宅している
「っ…彼女は僕の妻になるんだ」
必ず手にしてみせたかった
僕には彼女しかいない
彼女が僕に振り向かないのなら、どんな手を使ってでも振り向かせればいいんだ
だからこそ僕は彼女を監禁して、孕ませてしまえばと考えた
「んぁ…!っ」
「君、ここが弱いんだ。もっと舐めてあげるから…ね?」
彼女の弱いところは全て調べ尽くした
「あはは、こんなにぷっくりさせて…可愛いよ」
「んんっ…ぁ」
彼女が僕の体を勝手に欲しがるようになるよう、毎日体の隅々まで舐めまわした
そして毎日彼女の中で達した
「あぁ…イクっ…!出るっ!」
「あ…っ…」
いつも僕が中で出す度に、彼女は離して欲しくないとでも言うように中を締め付けてくる
「はぁはぁ…これでもう僕の…っ」
気を失った彼女を見た時、彼女の頬からは涙が流れていた
「っ…君を泣かせたかったんじゃ…僕は君を幸せにしたいんだよ。僕ならあの男よりきっと、一生幸せにすることが出来るんだ」